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令和4年度ICTを活用した総合的な鳥獣被害対策モデル集落推進事業成果報告について
事業概要
事業目的
令和2年度の実証事業で有効性が確認できた通信機能付き自動撮影カメラを活用した集落ぐるみの捕獲活動を行う取組を継続し、環境整備や侵入防止柵による防御と捕獲活動を両輪で取組を推進することにより、総合的な鳥獣対策を実践する自立的なモデル集落の形成を図ることを目的とする事業です。
事業実施にあたっては、取組地域における鳥獣害対策学習会や現地指導などの業務を株式会社野生鳥獣対策連携センター<外部リンク>に業務委託しました。
取組地区(公募による選定)
- 神杉第8営農組合(廻神町)
- 門田下鳥獣対策班(作木町門田)
取組の経過
時期 | 内容 |
---|---|
4月8日から5月2日 | 取組集落公募 |
5月11日 | 取組集落決定 |
6月17日 |
各集落での鳥獣害対策学習会の実施、取組集落へのヒアリング、現地踏査 |
6月17日から | 捕獲用機材設置開始(順次、捕獲活動開始) |
8月25日、9月2日 | 有識者による現地指導(1回目) |
10月7日 | 有識者による現地指導(2回目) |
10月31日 | 捕獲活動終了 |
捕獲実績
地区名 | わな種別 | イノシシ | シカ | 計 |
---|---|---|---|---|
神杉第8営農組合 | 箱わな | 0 | 1 | 1 |
門田下鳥獣対策班 | 箱わな | 17 | 1 | 18 |
計 | 17 | 2 | 19 |
事業の成果
<成果>
- 関係者全員でのわなの状況の共有や専門家からのリアルタイムでの助言や指導
- 地域住民が主体的に捕獲活動に取り組む意識の醸成
- 新たな狩猟者の確保
<課題>
- スマートフォンやパソコンを所有していない人の対応
- 捕獲ありきではなく、防御と捕獲の両輪での取組の推進
- 一過性の取組ではなく、自主的・自立的に継続する体制の支援
株式会社野生鳥獣対策連携センター成果報告
地域ぐるみで行うシカ、イノシシ捕獲の遠隔サポートの効果について [PDFファイル/2.29MB]
取組地区からの報告
今後の取組
本市の防護柵設置補助事業に統合し、侵入防止対策と捕獲対策の両輪での取組を推進