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三次市立十日市小・中学校改築工事基本・実施設計業務の公募型プロポーザルの設計者選定結果について

ページID:0033660 更新日:2025年7月30日更新 印刷ページ表示

令和7年7月17日に、三次市立十日市小・中学校改築工事基本・実施設計業務プロポーザル審査委員会を開催しました。
審査の結果、次のとおり決定しました。

参加表明書提出者及び技術提案書提出者

参加表明者(受付順)

  • 株式会社環境デザイン研究所
  • 株式会社シーラカンスアンドアソシエイツ
  • 株式会社NSP設計
  • 株式会社昭和設計
  • 大旗連合建築設計株式会社

技術提案書提出者

  • 株式会社環境デザイン研究所
  • 株式会社シーラカンスアンドアソシエイツ
  • 株式会社NSP設計
  • 株式会社昭和設計
  • 大旗連合建築設計株式会社

選定結果

 
特定者 株式会社シーラカンスアンドアソシエイツ
次点者 株式会社昭和設計

技術提案書の評価結果

(満点110点) 
順位 提案者名 1 業務の理解度及び取組意欲 2 学校関係者や住民をはじめとする関係者を対象とした,意見徴取や合意形成に向けた取組体制 3 評価テーマに対する企画提案  4 業務見積書における見積価格 合 計 摘 要
1 株式会社シーラカンスアンドアソシエイツ 6.71 9.78 62.15 8.97 87.61 特定者
2 株式会社昭和設計 5.66 8.22 53.84 9.86 77.58 次点者
3 非選定者 4.92 7.20 41.23 10.00 63.35  
4 非選定者 5.05 5.72 40.46 9.00 60.23  
5 非選定者 2.15 4.62 30.62 9.96 47.35  

評価項目ごとの詳細の点数については、下記をご覧ください。

 技術提案書の評価結果 [PDFファイル/64KB]

技術提案書

※ホームページへの掲載の承諾が得られた提案者のみ掲載しています。

特定者と次点者の選定理由(講評)

特定者の選定理由

本提案は、教育環境と災害対応力の両面において非常に優れた内容として高く評価されました。特に、4階建と2階建を組み合わせた構成は、高層階への避難といった具体的な防災対策が盛り込まれており、提案の中で最も災害への備えが充実しているとの意見がありました。また、ラーニングセンターや各学年ゾーンの考え方がよく整理されており、構成全体に無理がなく、フレキシブルな学びの空間としての可能性を感じさせる提案となっていました。教室まわりにティーチャースペースやホームベース等が提案され、フレキシブルラーニングエリアの活用も工夫されている点が評価されました。全体配置においても、登下校の動線計画、周辺地域への景観的配慮が丁寧に考えられており、全体としてバランスが取れた提案となっていました。説明も明快で、構造計画も分かりやすく整理されていたことから、学校建築における豊富な経験や理解の深さが感じられたという意見も多く見られました。さらに、小学校体育館や旧中学校校庭への移動について安全性を考慮しつつも一体感を損なわないように提案されており、基本計画の意図を丁寧に読み取り、具体的に反映している姿勢がうかがえました。また、提案者が協議に応じて柔軟に調整する姿勢を感じさせる内容となっており、基本設計と実施設計の対応にも期待が持たれました。
総じて、本提案は防災、安全、学びの多様性に対応しつつ、設計思想に基づいたバランスの良い空間構成がなされており、非常に完成度の高い提案として評価されました。従来の教育環境にとらわれず、今後の新しい学びを見据えた挑戦的な姿勢が見られ、協議を重ねながら現実的な実現へと導くことができる、信頼性の高いパートナーであるとの印象が残る提案でした。 

次点者の選定理由

本提案は、全体としてレベルの高い内容であり、小中一体となることの可能性を最大限に引き出そうとする提案となっていました。教育空間として、メディアスペースと連動した多様な学習スタイルを可能にする教室周りの提案と、教員の働きやすさや動線にも十分な配慮がなされており、将来の教育の在り方を見据えた視点が随所に感じられました。学校関係者との合意形成を進めるうえでも、多様な意見を丁寧にすくい上げていける設計思想が表れていました。全体の構成もバランスがよく、敷地周辺への環境的配慮や、セキュリティを保ちながら段階的に地域へ開かれたスペースも丁寧に考えられていた点が評価されました。
一方で、コモンズとして提案されている学年ごとのまとまりが魅力である一方で、見通しの悪さが運用面での懸念材料となり、さらにそのまとまりが強くなりすぎ、児童生徒が他の学年と自然に交わる機会が限定されてしまう可能性についての意見がありました。
総じて、本提案は高度な設計力と教育的視点が融合した完成度の高いものでありました。

 審査委員会委員名簿

 令和7年4月1日現在
氏 名 職 名 備 考
栗﨑 真一郎 広島工業大学工学部建築工学科教授 学識経験者(建築分野)【専門分野:建築設計、建築計画】
清水 斉 広島工業大学工学部建築工学科教授 学識経験者(建築分野)【専門分野:建築構造計画、建築構造設計】
朝倉 淳 広島大学 名誉教授 学識経験者(教育分野)
吉田 勝則 広島県土木建築局建築技術担当部長 広島県(建築技術)
古本 宗久 三次市立十日市小学校長 三次市立十日市小学校長
藤井 清美 三次市立十日市中学校長 三次市立十日市中学校長
掛川 香代子 三次市立十日市小学校PTA副会長 三次市立十日市小学校保護者代表
神田 幸枝 三次市立十日市中学校PTA理事 三次市立十日市中学校保護者代表
道原 愛二郎 十日市自治連合会長 十日市自治連合会代表
山崎 輝雄 三次市副市長  
細美 健 三次市副市長  
桑田 秀剛 三次市総務部長  
笹岡 潔史 三次市経営企画部長  
濵口 勉 三次市建設部長  

参 考

 十日市小・中学校改築工事基本・実施設計業務の公募型プロポーザルの実施について

 

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