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保育所事故対応マニュアル(保育所における事故のリスクマネージメント(予防対策))
- 児童の傷病などのケース
- 事故発生時の対応
- 保育所における事故のリスクマネージメント(予防対策)
- 場所別・クラス別にみた主な事故例
子どもの持つリスク対策
- 視診や家庭からの報告より子どもの日々の情緒・体調の把握をする
- 危険な行動への注意の喚起をする
- 遊具、園庭、プールでの遊び方の指導をする
- 危険を回避するための安全教育を行う
- 危険につながる行動については保育所全体で注意を喚起する
保育者の持つリスク対策
保育者の対応
- 保育者の事故の認識,危険予知能力の向上を図る
- 子どもの各人の発達段階や特徴を職員全体で把握する
- 子どもの行動予測につとめる
- 職員間で声を掛け合い危険防止の確認をする
- クラス全員の状況の把握をする
- 事故原因の分析と防止方法の検討と全職員への注意の喚起をする
- 日案、週案、月案の指導計画に事故防止の配慮も取り上げる
- 保育カリキュラムの反省時に安全面についても話し合いをする
- 生活(活動)の切り替えははっきり行う
- クラス担任だけでなく全職員が子どもの事故防止に心がける
- 発生時の連絡、通報ができるように準備する
園児への対応
- 睡時の職員の付き添いと表情の見える明るさの確保をする
- 手をつなぐペアは歩調のあう子ども同士とする
- 他児に攻撃的な面のある園児の行動については全職員が予測して反応する
- 肘内障など起こしやすい子どもを全職員が把握する
- 午睡、園庭、散歩、延長保育などの状況に合った人員の配置を行う
施設、園庭など対応
- 園舎、園庭の特性の把握をそれらに対する配慮をする
- 施設の使用上の連携と協力をする
- 職員間の情報交換とチームワーク作りをする
- 子どもの状況把握のための保育者の位置の確認をする
- 発達に合った遊具の選択と遊び方の指導をする
- 保育者間で、園庭、プール、固定遊具などの遊び方についての確認をする
- 固定遊具で遊ぶときは保育士が付き添う
- 園外の散歩時は異常時に対応できる十分な人数が付き添う
施設、設備、遊具の持つリスク対策
- 園舎内外の施設、設備、遊具について常に安全点検を行う
- 異常を発見した際には早期に修理を行う
- 遊具の破損したものは直ちにかたづける
- 安全点検は毎日、職員全体で協力して行う
- 危険な薬品は刃物、千枚通しなどは子どもの手の届かない所に保管・管理する
- 砂場の深さ、遊具の角、室内備品の置き方や角などについて環境整備する