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三次市下水道事業経営戦略の改定について

ページID:0003070 更新日:2022年10月17日更新 印刷ページ表示

下水道事業は、快適で衛生的な生活環境の確保のほか、公共用水域の水質保全など、市民生活にとって重要な役割を担っていますが、人口減少に伴う使用料収入の減少や処理施設の老朽化に伴う更新投資の増大などにより、下水道事業をめぐる経営環境は厳しさを増しつつあります。
このような中、持続可能な事業を行うため、自らの経営について的確な現状把握を行った上で、中長期的な視野に基づく計画的な経営に取り組み、徹底した効率化、経営健全化を行う必要があります。
国では、下水道事業のような公営企業について、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上を図ることを目的に、すべての公営企業に対し、経営戦略の策定と、策定後の定期的な検証及び見直しを要請しています。
この度は、令和2年度から令和3年度にかけて設置した「三次市下水道使用料等検討委員会」において、経営状況や使用料体系を検証いただいたことで、より的確で有効な経営戦略を策定することが可能となったことから、既存の経営戦略の内容について全面的に見直しを行い、計画期間を令和4年度から令和13年度として改定しました。

経営戦略の概要

計画期間

令和4年度から令和13年度

基本方針

「安定した経営基盤の確立と持続な可能な事業への取組」

取組方針

  1. 下水道整備の方針
    「三次市汚水適正処理構想」に基づき、計画的に事業を進めます。
  2. 安定した経営の確立
    収納率および接続率の向上を図りつつ、適正な使用料への見直しを行います。
  3. ストックマネジメントの推進
    「三次市下水道ストックマネジメント計画」に基づく優先順位付けによる施設の改築・更新工事を進めていきます。
  4. 施設の統廃合
    「汚水処理施設統廃合基本計画」の策定に着手し、施設の統廃合による経営の効率化・合理化に向けた取組を進めていきます。
  5. 市民参画の推進
    下水道に関するPR活動に努めるとともに、環境教育の強化を図ります。
  6. 安定した汚水処理機能の確保
    汚水処理設備の機能確保に係る点検と修繕を、年間を通して計画的に実施します。

経営戦略策定における必須項目

  1. 企業および地域の現状と、これらの将来見通しを踏まえたものであること。
  2. 計画期間が10年以上となっていること。
  3. 計画期間内に収支均衡していること。(均衡していない場合でも、収支ギャップの解消に向けた取組の方向性や検討体制、スケジュールが記載されていること)
  4. 効率化、経営健全化のための取組方針が示されていること。
  5. 進捗管理や見通しなどの経営戦略の事後検証、更新等に関する考え方が記載されていること。
  6. 議会および住民に対して公開されていること。
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