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年頭のごあいさつ(2023年)

ページID:0010902 更新日:2022年10月17日更新 印刷ページ表示

福岡 誠志さんの画像

 新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。
 市民の皆様におかれましては、輝かしい新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。これまで、市政運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 昨年、新型コロナウイルス感染症の収束には至りませんでしたが、医療従事者の皆様の献身的な取組と、市民の皆様や事業者の皆様一人ひとりの意識の高まりと行動のおかげで、感染拡大を最小限に抑えることができました。市といたしましては、厳しい状況が続く地域経済を支え、市民の皆様の暮らしを守るため、引き続き、国や県と連携しながら、感染症対策と社会経済活動の両立に向けて、注力してまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。


 さて、昨年、平成6年に旧三良坂町が整備して以来、28年にわたり、十分な利活用がされていなかった三良坂産業団地に新規企業の進出が決定し、本市の「交通の利便性」を高く評価したとの声をいただきました。また、市立三次中央病院をはじめ、奥田元宋・小由女美術館、広島三次ワイナリー、みよし運動公園などの施設が集約されている酒屋地区や、君田温泉、三次もののけミュージアム、江の川カヌー公園さくぎなどには、市内外から多くの方々に来訪いただいております。
 このような本市の拠点性が、JR三次駅前へのホテル誘致の実現や、侍ジャパン女子野球代表の強化合宿、全国消防長会予防委員会、秋季中国地区高等学校野球大会などの開催につながったものと考えています。
 今後、今年開催予定のG7広島サミットや、首都圏等における各種イベントなどの機会を捉えて、本市の優位性、そして本市の魅力あふれる特産品や景観などを、トップセールスで幅広くPRしてまいります。また、「三次市シティプロモーション戦略」に基づき、三次市のブランドメッセージ『みよし 人よし 元気よし』とそのロゴマークを生かし、市民の皆様と一緒になって、三次市の魅力を伝えてまいります。このような取組を継続していくことは、三次市に暮らす私たち市民自身が郷土愛や地域の誇りを再認識し、自分たちの幸せづくりにもつながっていくものと考えています。


 次に、昨年は馬洗川の堤防が決壊するなど甚大な被害が発生した「昭和47年豪雨災害」から50年となる節目の年であり、市内ショッピングセンター等で「昭和47年7月豪雨災害パネル写真展」を開催するなど、当時の災害体験やその記録を風化させず、次代に受け継ぐことに努めてまいりました。また、流域関係者が協働し、流域全体で水害を軽減させる「流域治水」の考え方に基づきながら、国・県との連携のもと、甚大な被害を受けた畠敷・願万地地区の内水対策として、多目的利用のできる雨水貯留施設等を整備しました。その他の地域についても、計画的に、排水機場ポンプの更新や、ため池を活用した治水事業など、内水対策を進めているところです。
 「災害に強いまち三次」を実現するためには、官民一丸となって取り組んでいくことが重要です。引き続き、市民一人ひとりの災害に対する意識を高める取組や、国や県などの関係機関と連携した事業を推進し、地域の安全・安心の向上に努めてまいります。


 最後に、本市では、「三次市長期財政運営計画」のもと、事業の「選択と集中」を行い、健全な行財政運営と市民生活の利便性向上との両立をめざしています。関係する皆様と対話を重ねながら、またご協力をいただきながら、新学校給食調理場、三次小学校、東光保育所、市立三次中央病院、次期一般廃棄物最終処分場など、市民生活に欠かすことのできないインフラの改築・整備を進め、老朽化対策とともに、市民の利便性向上につなげてまいりたいと考えています。また、その他、道路、橋梁、上下水道など、日々の暮らしに欠かせない生活基盤の整備・維持についても、それぞれ計画的に事業を進めてまいります。


 引き続き、中心市街地や各地域の拠点の機能性向上を図りながら、事業者の皆様や地域の皆様とともに、地域の未来につながる、各地域の特徴を生かした取組を推進し、本市の発展、元気づくりに全力を挙げていきますので、本年も変わらぬご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。


 今年が、皆様にとって素晴らしい年となりますように、心より祈念いたします。
 
がんばろう 三次

 

令和5年1月 三次市長 福岡 誠志