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中学生まちづくり作文の取り組み

ページID:0003202 更新日:2022年10月17日更新 印刷ページ表示

三次市では、平成18年度に市民と市議会、市役所がお互いに助け合いながら、まちづくりのために行動することなどを定めた「三次市まち・ゆめ基本条例」を制定し、市民がしあわせになるまちづくりを進めています。

令和3年度に実施した『まち・ゆめ基本条例検証委員会』における本条例の検証の結果、下記の意見提言を受けたことを踏まえ、まちづくりへの関心を高めるきっかけとし、子どもたちのまちづくりに対する考え方を知ることを目的に、平成29年度から市内中学生対象に実施してきた「中学生まちづくり作文」の募集を継続実施しています。

三次市・まち・ゆめ基本条例検証委員会意見提言
(令和3年度 意見提言書より抜粋)

「三次市のまちづくりの未来を担う子どもたちの郷土を愛する心を育むことを目的とした
 普及活動については、各関係機関と連携しながら継続して実施されたい。また、その結果について、子どもたちをはじめ、市民に広く伝わるように努められたい。」

表彰作品紹介

応募作品の中から、優秀作品として表彰された作品をご紹介します。

令和3年度

応募作品数:273作品(1年生:122作品/2年生:83作品/3年生:68作品)
 ※新型コロナウイルス感染症の影響により表彰式は行わず、各学校で表彰状授与

1年生の部

三次市立三次中学校 片山 祐希(かたやま ゆうき)さん『地域の暮らし』

片山 祐希(かたやま ゆうき)さんの画像

 私は、地域の暮らしについてこれからの時代にふさわしいまちづくりを考えようと思いました。
 私の考えは二つあります。
 一つ目は、まちづくりを一緒に行う仲間を見つけることです。なぜなら、まちづくりは一人でやるより仲間と協力してやることで、町も豊かになり、みんなの理想の町になるからです。私の理想の町は、ゆとりのある住宅街や歴史や文化、緑を感じるまち、安全・安心なまち、便利なまち、子どもが楽しく遊べる公園のあるまちなどです。
 二つ目は、自分たちでどんな地域にしたいかと言う意見を持つことです。なぜなら、まちづくりには「なんだか難しそう」と思っている人が多く、専門家や市がやるものというイメージがあります。しかし、自分たちの地域を自分たちの手でつくり、守り、より良くしていくというまちへの思いがまちづくりになっていくのだと思いました。「地域の個性をもっと大切にしたい。」「地域のみんなが不自由に感じていることをより良くしたい。」というまちへの思いもまちづくりに必要だと思いました。
 このように、まちづくりに地域の人たちが協力して、町のまちづくりを実施することが大切だと思いました。これからも自分の地域のまちづくりのために、協力し、たくさんの人と支え合いながら活動していきたいです。

2年生の部

三次市立君田中学校 石田 椎奈(いしだ しいな)さん『大切なまちづくり』

石田 椎奈(いしだ しいな)さんの画像

 「まちづくり」その言葉を聞いてみなさんは何を思いますか。正直に言って、私はこの作文を書くまで考えてみようと思ったことすらありませんでした。しかし、私はまちについて知り、考えることがまちづくりにつながることだと思うようになりました。
 なぜなら、まちについて知ることで、まちの良いところ、悪いところを知ることができます。そして、悪いところをどうすれば改善できるかを考えることが、まちの発展につながると思います。また、このまちの良いところをさらに生かせば観光客が訪れて、まちがにぎわうことにもつながると思うからです。
 しかし、これは大変だと思う人もいると思いますが、まずは身近なところから始めると良いと思います。
 私の地域では、夏にはお祭り、ふれあいサロン、ひまわり祭り、秋には楽打ち、冬にはとんどがあります。どの行事も高齢者が中心です。これらの行事の際に、私達子供が少しでも手伝いをすることでまちづくりにつながると思います。
 私は「まちづくり」について考えた時、ふれあいサロンを復活させたいと思いました。ふれあいサロンとは、高齢者と子供が夏休みにゲームをしたり、料理を作り、一緒に食べたりして仲を深める行事です。最近では、一人暮らしで寂しくされている高齢者の方が多いと聞きます。ですから、子供とふれあうことで元気になってもらいたいです。
 一人一人が「わがまち」について知り、考えること。それが「まちづくり」には大切だと思います。
興味がない人でも、身近なことでもいいので始めてみてはどうでしょうか。大好きな「わがまち」を守るために、さらに好きになるために、私なりの「まちづくり」を始めてみたいと思うようになりました。

3年生の部

広島県立三次中学校 石垣 真桜(いしがき まお)さん『「まちづくり」とは』

石垣 真桜(いしがき まお)さんの画像

 みなさんは、「まちづくり」とはどういうことだと思いますか。調べてみると、既存の「まち」をより良いものに「つくり」変えていく、人類の生活向上のための持続的な活動のこと、という情報がありました。
 私たちは、このような三次市の「まちづくり」として何ができているでしょうか。
 私の通っている学校では、月に一回「マイロード清掃活動」として、学校周辺の道のゴミ拾いをしたり、校内の清掃をしたりしています。私自身、毎月参加していますが、いつもたくさんのゴミが拾われ、袋がいっぱいになります。白菜が拾われてきたこともありました。ゴミを拾う、ということは普通に考えると汚いことなのに、清掃活動をしたみんなの顔は、笑顔でいっぱいになります。本当は、拾うゴミが少ないほうがいいですが、その分まちが綺麗になった、自分達が綺麗なまちをつくった、ということです。だから清掃活動のあとは、みんなが達成感を感じ、笑顔になれるんだと思います。
 他にもあります。これは、清掃活動のような「まちづくり」ができているわけではありませんが、私たちは総合的な学習の時間、三次市の発展について考えるためにSdgsの勉強をしています。他県の取り組みから三次市に活かせることはないか、どうすればもっと三次市がより良くなるか、とても難しいけれど考えていくことでこれから三次がもっとより良くなっていくと考えるとわくわくします。
 私は、「まちづくり」というのは実際にまちをつくり変える活動をすることだけではないと思っています。
私たちの総合的な学習の時間のように、まずは自分に何ができるのかを考える、ということも「まちづくり」だと思います。
それがきっと、まちづくりのスタートです。だから私は、これからも自分に何ができるのか考えていこうと思います。みなさんも、まずは三次市のために、何か考えていくことから始めて行きませんか。

これまでの表彰作品
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