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令和6年度みよし結芽人(ゆめびと)育成研修会
「第9回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します~
複式学級部会(高学年部会)では、算数科として、第5学年が「図形の面積」、第6学年が「比例と反比例」の研究授業を行いました。これまでの研修会で、部会の研究テーマである「主体的に学び合う複式の授業づくり」につなげるための、学習指導案、ワークシート、教材等を作成してきました。当日の授業では、子どもたち自身が学習を進めていくなど、主体的に学び合う姿が見られました。研究協議では、複式学級や算数科の特性をふまえた授業づくりについて話し合いが行われました。
中学校社会科部会は、これまでに、三分野(地理的分野・歴史的分野・公民的分野)に分かれ、授業づくりに取り組んできました。今回の研修会では、それぞれの教職員が考えてきた授業計画について交流しました。交流を通して、社会科の授業づくりで大切なことを再確認したり、様々な指導方法を検討したりすることができました。本市では、社会科担当教員が一人の中学校もありますが、この研修会を通して、各校で進める授業づくりの交流をより丁寧に行うことができています。
中学校家庭科部会では、研究テーマを「予測困難な時代を生き抜く資質・能力を育む技術・家庭科教育~主体的・対話的で深い学びを適切に取り入れた指導と評価の一体化を目指して~」と設定し、研究授業等に取り組んできました。今回の研修会では、広島県教育委員会の指導主事をお招きして、研究授業を行いました。授業では、安心・安全な暮らしをするための課題と解決策を考えました。家庭内で起こりうる事故や地震などの災害に対して、資料やインターネットの検索で情報を集めたり、防災バックなどに触れたりしながら、解決方法を考えました。生徒は、1人1台のタブレット端末を操作して、自分の考えを整理した後、グループで考えを交流し合いました。
「第8回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します~
第8回の研修会は、小中一貫教育の視点で授業改善に取り組むため、各中学校区の合同研修会としました。各中学校区の研究テーマに沿って、小学校と中学校の教職員が授業を見合い、協議を行いました。また、保護者や地域の方にも授業公開をした学校や、講師を招いて教職員全員で講話を聞いた学校もあります。
各学校の実態に応じて、教科や研修会の形は様々ですが、どの学区でも、小学校・中学校の教職員が一丸となって、小学校第1学年から中学校第3学年までの9年間で育成したい力を共有し、学びや育ちをつなぐ研究に取り組みました。
「第7回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します(2)~
学校事務部会では、複数の中学校区でグループを組んで研修をしており、各回ごとにテーマを決めて研修をしています。例えば、9月の研修会では、昨年度の三次市の予算編成の状況をもとにしながら、予算編成について学びました。資料を確認したり、三次市の教育施策と照らし合わせながら、今後の予算編成に向けて準備をしています。皆で共有認識を図り、学校経営がより円滑に行われるように、研修に取り組んでいます。
小学校第5学年部会では、「どの子も学びたい、考えたいと思える、学び合いの授業づくり」について研究を進めています。第7回研修会では、広島県教育員会の指導主事等をお招きし、算数科「分数のたし算・ひき算」の授業研究を行いました。子どもたちは、これまでの学習を思い出したり、円で示された分数の大きさを考えたりしながら、学習に取り組みました。協議会では、中学校につながる数学的な考え方についても意見が交わされました。
中学校 美術部会では、11月に行う研究授業の指導案協議等に取り組ました。授業の内容は、俵屋宗達作による「風神雷神図屏風」の鑑賞です。日本の美術作品に興味を持ち、造形の特徴を考え、日本の美術作品のよさや美しさを学ぶことをねらいとして行います。そこで、できるだけ本物に近いものを鑑賞させたいと思い、部会員が協力して風神雷神図屏風のレプリカづくに挑戦しています。パネルに金箔を貼る作業では、膠(接着剤)の調合が難しく、緑青が出てきて大変苦労していますが、本物に迫るものを作るため試行錯誤を重ねています。
「第7回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します~
令和6年9月26日(木曜日)に「第7回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
複式学級部会は、低学年、中学年、高学年の3つの部会に分かれて研修をしています。中学年部会では、広島県教育委員会の指導主事をお招きし、算数科の研究授業を行いました。複式学級では、児童が「学習リーダー」となり、自分たちで学習を進めていく時間があります。実際の授業でも、児童は自分たちで学習を進めたり、問題の解き方や考え方を友達と交流し合ったりしながら、自分の考えを深めていました。協議会では、複式学級の特性を生かした授業づくりなどについて活発な話合いが行われました。
小学校第4学年部会では、広島県教育員会の指導主事等をお招きし、算数科の研究授業を行いました。今回は、児童の主体的な学びを実現するために、児童に多様な学びの選択肢を提供することができる「単元内自由進度学習」という方法で授業づくりをしました。実際の授業では、児童が自分の学習のスピードに合わせた学習を「選択」し「自己決定」を行いながら、主体的に学習を進めていく姿が見られました。協議会では、学習の進み具合の確認の仕方や学習で使うワークシートやヒントカードなどについて話し合いました。
小学校第1学年部会では、算数科の授業の中での児童の「まちがい」を大事にした研究授業を行いました。授業では、児童からいろいろな式や考え方が出されました。その意見について、授業者が常に「お話(文章問題)通りかな?」と問い返すことで、児童は自分の考え方の間違いに気づくことができました。協議会でも、児童が自分の考えを表現する姿や、授業者が児童に問い直すことで児童自身の学びが深まった姿が見られたことが話し合われました。
中学校 保健体育部会では、生徒の豊かなスポーツライフを実現する力を高めるための研修をしています。保健体育科の内容ごとの指導のポイントを研究するため、各教職員が交代で、技術等指導のポイントやより効果的な授業づくりを紹介したり、実技演習をしたりしています。これまでに、ソフトボールや表現運動などについて取り上げてきました。今回は、剣道や陸上競技の演習を行いました。参加している教職員からは、「生徒が体を動かすことが好きになる、たくさんのことが学べる時間である」という声が聞かれています。
「第6回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します~
令和6年8月22日(木曜日)に「第6回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
今回は3つの部会について紹介します。
複式学級部会は、低学年、中学年、高学年の3つの部会に分かれて研修をしています。
複式学級低学年部会では、9月の研究授業に向けて、模擬授業を行いました。模擬授業は、教員を児童生徒に見立てて、検討した学習指導案に沿って、実際に授業を行い、改善を図る研修方法です。模擬授業後は、「児童はこんなことに困るのではないかな。」「複式教育で大切なことは…。」など、よりよい授業のために考えを出し合うことができました。
中学校数学部会では、広島県教育委員会の指導主事をお招きし、全国学力・学習状況調査結果を基にした授業改善について考えました。各学校で結果を踏まえて取り組む内容の交流や、三次市において課題の大きかった設問の誤答分析等を行い、授業で意識すべきことを確認しました。また、今後行う研究授業の模擬授業も行いました。教師が生徒役をすることを通して、ワクワクするような課題提示の在り方や、分かりやすい発問や視覚的支援について活発に協議を行いました。
中学校理科部会では、実際に、県北(帝釈)地域に存在する石灰岩台地を見て回り、石灰岩ができた理由や利用について研修をするとともに、授業で使用する教材(石灰岩)を採取しました。参加した教員からは、「やはり、自分の目で見て確かめたことや、新しい発見は、自分自身がワクワクしながら生徒に語ることができる。今後も理科部会でこのような研修を続けていきたい。」「採取した化石を理科室に展示し、生徒の関心を高めたい。」という意欲的な声がたくさん聞かれました。
「第5回みよし結芽人育成研修会」の開催について
令和6年8月8日(木曜日)に「第5回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
第5回の研修会では、Web会議サービスを用いた同時双方向通信を利用し、各学校をオンラインでつないで研修をしました。
通常は、各部会での研修ですが、今回は、これまでの研修会での自分自身の学びを振り返り、同じ学校の教職員で共有したりするために、各所属校で実施しました。
研修会では、これまでの振り返りを行うとともに、豊田庄吾教育部次長が、「こらからの学びの話をしよう」と題して耕義(こうぎ)を行いました。
「『子ども中心の学び』を実現するためにできること/取り組んでみたいことは何か?」という「問い」に対して、教職員自身が、
1「自分でじっくり考える」
2「校内で対話して考える」
3「ICT機器を使って、校外の人と話をして考える」と研修形態を選択することで、教職員が、自分の学び方に合った方法で研修を進めていける環境を設定しました。
「校外」には、他の学校の教職員も、市教育委員会のメンバーも含まれます。今回は、オンライン上に「教育長ルーム」などを設けたところ、多くの教職員が訪れ、熱い対話が行われていました。
対話をした後に自分でもう一度考えたり、自分でじっくり考えた後に校内で対話をしたり、最初から最後まで対話が盛り上がったり…受講者の数だけ、様々な学び方があったようです。
研修の振り返りからは、「(今回の研修は)これまでにない研修方法で新鮮だったし、自分の学びを深める機会になった。」「本研修が楽しみで、新たなことにチャレンジしたいという意欲になっており、子どもに向き合う時間になっていると感じる。」「1学期に実践して効果的だったことが今日の研修で確認できた。2学期は、さらにその実践をレベルアップさせていきたい。」との声をいただきました。
写真:教育長がオンライン上の「教育長ルーム」で様々な学校の教職員と対話をしている場面
「第4回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修会の様子を紹介します~
令和6年7月25日(木曜日)に「第4回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
第4回の研修会では、全17部会がそれぞれの授業研究や講師を招聘した理論研修を行いました。今回5つの部会について紹介します。
小学校第2学年部会では、9月と11月に研究授業を行います。7月の研修会では、研究授業に向けて、各グループに分かれて授業づくりについて考えました。どのグループでも、「自分が授業をするなら…」と主体的に考え、熱心な協議が行われました。協議を通して、より具体的な授業づくりを考えることができました。
中学校国語部会では、それぞれの教員が持ち寄った資料をもとに、実践交流を行いました。また、広島県教育委員会の指導主事をお招きし、全国学力・学習状況調査、公立高等学校入試問題等の設問を事例に、設問から読み取れる「今、求められている国語科の力」と「そのためにどのような学習指導を行うか」について、演習をしながら考えを深めました。その視点で、各教員が持参した自己の実践を見直すことで、さらに授業づくりを具体的に考えることができました。
中学校英語部会では、各学年部会に分かれ、生徒につけたい力にフォーカスした模擬授業や実践交流、理論研修を行っています。言語活動の場面や状況を明確にした学習活動の工夫について協議したり、評価の在り方について協議したりしました。会の最初と最後には、全体で各学年部会の進みぐあいを確認し、どの学年にも共通する取組を共有しています。今後、広島県教育委員会の指導主事をお招きし、研究授業を行う予定です。
中学校音楽部会では、広島県立教育センターの指導主事をお招きし、「創作」の学習指導やICTを利用する学習活動について、講話・演習をしていただきました。創作の学習指導について、小学校で行われている音楽づくりの活動を実際に体験しました。創作のイメージ(思い)とアイデア(意図)を育成することが重要であることを深く学ぶことができました。また、ICTの活用について、音楽創作ソフトを活用した曲の創作を体験し、主体的に学習に取り組むための手立てについて考えることができました。
栄養教育部会では、当日までに研究授業を行い、「第4回みよし結芽人育成研修会」当日には、広島県教育委員会の指導主事をお招きし、研究授業の協議を行いました。専門性を生かした授業づくりについて、熱心に意見交流をすることができました。栄養教育部会では、授業のよい点、改善点に加え、「Next」と題して、今回の学び・取り入れたい点を一人ずつ発表をするようにしています。今回、指導主事に、授業ですぐに役立つ具体的な指導方法の講話をしていただいたことも合わせて、実践していきたいと考えています。
「第3回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します~
令和6年6月26日(水曜日)に「第3回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
第3回の研修会では、全17部会がそれぞれ授業研究や講師を招聘した理論研修などを行いました。
健康教育部会では、スクールカウンセラーを招聘し、「学力向上に関するメディアと心の関係について」をテーマに講演をしていただきました。「ゲーム依存症とは」などについて分かりやすく話していただきました。
また、小学校中学年(第3学年)部会、小学校高学年(第5学年)、小学校特別支援学級は研究授業や協議を通し、授業の成果と次へ生かしたいことを交流しました。同学年で授業研究をすることで、「自分の学級でも子どもの様子を見ながら、研究授業と同じ工夫を用いて授業をしてみました。」という声も多くありました。先生方の所属する学校は別々ですが、授業改善を図る同じチームのような熱を感じました。
「第2回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します~
令和6年5月21日(火曜日)に「第2回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
今回も市立小・中学校のすべての教職員が同一日に一斉研修を行いました。
全17部会のうち、小学校低学年・中学年・高学年部会、複式学級部会、特別支援教育部会では、今後の授業研究を深めるために、広島県北部教育事務所 指導主事を招聘して講演を聞きました。
講演では、「児童生徒一人ひとりが確かな学力を身に付ける算数科の授業づくり」をテーマに、小学校段階の算数科の学習で大切にしていきたいことを再確認できる機会となりました。
講演後は、各部会で授業実践交流や今後の授業づくりの検討など、各部会で熱心な協議が行われました。
また、中学校の各部会、健康教育部会、栄養教育部会、学校事務部会では、各部会で設定した計画に沿って、研修が進められました。
各部会の部会員の皆さんが「学びたい!」という内容に合わせ、講師の講話を聞いたり、授業の実践交流や実技を含めた授業づくりを協議し合ったりするなど、白熱した研修会となりました。
「第1回みよし結芽人育成研修会」の開催について
三次市教育委員会では、令和6年度から「みよし結芽人育成研修会」を開催します。
この研修会は、三次市立小中学校教職員が、同一日に一斉研修を行い、指導方法や学校管理運営等の改善・充実を図り、児童生徒一人ひとりに確かな学力を身に付けることを目的としています。
第1回は、4月22日(月曜日)に、十日市小学校、十日市中学校、三次学校給食センター、各共同事務室を会場に、Web会議サービスを用いた同時双方向通信を利用し、各会場をつないで研修を実施しました。
研修会では、「同じ学年の先生方と指導方法や目標を交流することができ、今後の参考になった。子どもたちに還元していきたい。」「今後のみよし結芽人育成研修会でも、自分の課題意識を明確にしながら取り組みたい。」という声が聞かれました。
本研修は、計10回を予定しています。