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三次町石畳通りの小路整備が完成しました

ページID:0001269 更新日:2022年10月17日更新 印刷ページ表示

今も三次町に残る「小路(しょうじ)」

浅野藩時代から生活道であると同時に、火が燃え広がらないようにするはたらきを持つ小路は、新しい道路の敷設や家屋の建て替えに伴って、往時の面影を失いかけたものや消滅したものもありますが、現在でも三次町のあちらこちらに残っています。

小路にはそれぞれ名前があり、それがどこに通じているか、例えば〇〇寺に通じる路は〇〇寺小路、小路付近に老舗のお店△△屋がある路は△△屋小路のように名づけられているものが多いのですが、その由来については諸説あります。

また、それぞれの小路には小路の名前を記した石柱や石板が設置されています。
これは三次地区自治会連合会が設置したものですが、これらの石柱も見どころの一つです。

小路の整備

三次市では、平成18年から歴史的街なみ環境整備事業に取組み、三次町の13の小路のうち9つの小路について、石畳舗装をはじめとした歴史を感じさせる整備を行っています。

三次町の南北1.4Kmに渡る石畳通りから枝状に伸びる小路を整備することにより、住民の生活環境の向上を図るとともに、三次町を訪れる方々にまち歩きを楽しんでいただいています。

万光小路写真

小路位置図
三次町の小路位置図[PDFファイル/5.17MB]

小路の紹介

伊予屋小路(いよやしょうじ)

三次町本通り沿いの三次市立歴史民俗資料館南側から旭町通りにつながる市道三次97号線は、以前伊予屋という海産物の問屋があったことから「伊予屋小路」と呼ばれています。
長さは52.9mで、平成30年度に整備しました。
伊予屋小路整備前の写真
整備後

伊予屋小路整備後の写真
整備後

魚の棚小路(うおのたなしょうじ)

三次町本通り沿いの中国新聞三次支局北側から中通りにつながる市道三次85号線は、三次浅野藩時代から長い間、三次町の水産物売買の中心的な場所であったことから「魚の棚小路」と呼ばれています。
長さは82mで、平成18年度に整備しました。
魚の棚小路整備前の写真
整備前

魚の棚小路整備後の写真
整備後

吉舎屋小路(きさやしょうじ)

三次町本通り沿いの三次フードセンター駐車場南側から旭町につながる市道三次96号線は、「吉舎屋小路」と呼ばれ、堺屋(問屋場)の補助的役割を果たしていた「吉舎屋」というお店の名前に由来しており、「杉屋小路」ともいわれていました。
長さは58mで、平成30年度に整備しました。
吉舎屋小路整備前の写真
整備前

吉舎屋小路整備後の写真
整備後

畠中小路(はたなかしょうじ)

三次町本通りから旭町につながる市道三次95号線は、西城川に通じる道で、畠中家の屋敷があったことから「畠中小路」と呼ばれています。また、近くに薪炭や雑貨を扱うきぬ屋があったことで「きぬ屋小路」ともいわれていました。
長さは60.2mで、平成30年度に整備しました。
畠中小路整備前の写真
整備前

畠中小路整備後の写真
整備後

万光小路(まんこうしょうじ)

三次町本通りから西本町につながる市道三次81号線は、かつてあった万光院観音寺への参道であったことから「万光小路」と呼ばれています。
長さは67mで、平成20年度に整備しました。
万光小路の整備後写真
整備後

万光小路整備後の写真2枚目
整備後

篭小路(ろうしょうじ)

三次町上市栄通りから西城川堤防歩道につながる市道三次65号線は、川筋にあった牢屋に通じる道であったことから「牢小路」と呼ばれていたとの説もありますが、この辺りに駕篭宿が多くあったことから「篭小路」という名前がついたという説もあります。
長さは69.5mで、平成30年度に整備しました。
篭小路整備前の写真
整備前

篭小路整備後の写真
整備後

正庵小路(せいあんしょうじ)

三次町上市栄通りから三次もののけミュージアムへつながる市道三次64号線は、茶人正庵が住んでいたことから「正庵小路」と呼ばれています。
長さは34.1mで、平成30年度に整備しました。
正庵小路整備前の写真
整備前

正庵小路整備後の写真
整備後

平成31年4月に開館する三次もののけミュージアムから、正庵小路を通って三次町石畳通りへつながる誘導路を平成30年度に整備しました。
これにより、商店街の活性化と新たな人の流れを創出する効果が期待できます。

市道三次73号線

市道三次73号線整備前の写真
整備前

市道三次73号線整備後の写真
整備後

市道三次66号線

市道三次66号線整備前の写真
整備前

市道三次66号線整備後の写真
整備後

市道三次63号線

市道三次63号線整備前の写真
整備前

市道三次63号線整備後の写真
整備後

鉄蔵小路(てつくらしょうじ)

三次町太歳通りから西城川につながる市道三次62号線は、太歳町にある3ヵ所の小路のうちの一つで、江戸の当時は紙の蔵でもあり、その後舟運によって運ばれた鉄を納める蔵としても利用されていた建物があったことから「鉄蔵小路」と呼ばれていますが、古くは「飯島小路」、「出馬小路」とも呼ばれていたとの説もあります。
長さは45.5mで、平成29年度に整備しました。
鉄蔵小路整備前の写真
整備前

鉄蔵小路整備後の写真
整備後

西江寺小路(せいごうじしょうじ)

三次町太歳通りから大内通りにつながる市道三次60号線は、臨済宗の古刹・西江寺への参道であったことから「西江寺小路」と呼ばれ、近くに「稲生物怪録」の主人公稲生武太夫の屋敷跡碑があります。
長さは78mで、平成29年度に整備しました。

西江寺小路整備前の写真
整備前

西江寺小路整備後の写真
整備後

西江寺小路整備後の写真(奥に見えるのが西江寺)
整備後(奥に見えるのが西江寺)

※各小路の名前の由来については、三次地区自治会連合会発行の「三次まちなみマップ」を参考とさせていただきました。

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