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帯状疱疹・帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。皮膚症状が治った後も、長い痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。原因となる水疱・帯状ウイルスは成人の9割以上が抗体を持っているといわれており、加齢や免疫低下などにより再活性化し「帯状疱疹」として発症します。
早期発見・早期治療が大切です
帯状疱疹は早期に治療すれば、症状の緩和や、症状の持続期間の短縮が期待できます。
一般的に、帯状疱疹は自分では判断しにくい病気のため、初期の段階では虫さされやかぶれといった皮膚疾患と思い、対処が遅れてしまうことがあります。
症状には個人差がありますが、体の片側にチクチク、ピリピリなど原因不明の痛みを感じたり、同じ場所に赤い斑点が出た時は、早目に医療機関を受診しましょう。
日常における注意点
帯状疱疹は免疫力が低下することにより、水痘を引き起こした水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化して発症します。免疫力低下の原因となるストレス、過労を避けることが、その予防につながります。
規則正しい生活、バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけてください。
帯状疱疹ワクチンの定期接種について
帯状疱疹ワクチンは、現在2つの製品(シングリックス、ビケン)があり、効果や接種対象などに違いがあるので、必ず医師にご相談ください。
対象者
接種時に三次市内に住民登録があり、次の1・2いずれかに該当する方
1.令和7年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳、101歳以上になる方
・65歳:昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生まれ
・70歳:昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生まれ
・75歳:昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生まれ
・80歳:昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生まれ
・85歳:昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生まれ
・90歳:昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生まれ
・95歳:昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生まれ
・100歳:大正14年4月2日~大正15年4月1日生まれ
・101歳以上:大正14年4月1日以前生まれ
※令和7年度から令和11年度までは、当該年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方を対象とし、令和7年度に限り101歳以上になる方も対象とします。
※令和12年度以降は、接種時に65歳の方が対象者となる予定です。
2.60~64歳の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害を有し、その障害が身体障害者手帳1級相当である方
※接種の際、予防接種該当者確認書又は身体障害者手帳が必要です。
接種期間
令和7年4月1日 から 令和8年3月31日まで
使用するワクチン・接種回数・接種料金
・組換えワクチン【シングリックス】
接種回数:2回 接種料金:11,000円×2回
※2カ月以上の間隔を置いて接種(令和8年1月末までに接種開始する必要があります。)
・生ワクチン【ビケン】
接種回数:1回 接種料金:4,400円
※既に一部の接種を任意接種として行っている場合は、残りの接種を定期接種として取扱います。接種歴が不明な方などは、かかりつけの医療機関等へお問い合わせください。
接種の受け方
お近くのかかりつけ医に直接ご予約のうえ、以下を持参して医療機関で接種を受けてください。
・住所、氏名、年齢が確認できるもの(マイナンバーカード、保険証、運転免許証等)
・対象者2に該当する方は障害の程度が確認できる書類(身体障害者手帳等)
・自己負担金(シングリックス:11,000円×2回 ビケン:4,400円)
対象者の中で無料で接種できる方
1.生活保護受給者
※「生活保護受給者と確認できるもの」を高齢者予防接種実施医療機関で提示されると無料となります。
※定期接種対象者以外で接種をご希望の方は、任意接種として全額自己負担で接種していただくこととなります。