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令和6年度みよし結芽人(ゆめびと)育成研修会
「第6回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します~
令和6年8月22日(木曜日)に「第5回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
今回は3つの部会について紹介します。
複式学級部会は、低学年、中学年、高学年の3つの部会に分かれて研修をしています。
複式学級低学年部会では、9月の研究授業に向けて、模擬授業を行いました。模擬授業は、教員を児童生徒に見立てて、検討した学習指導案に沿って、実際に授業を行い、改善を図る研修方法です。模擬授業後は、「児童はこんなことに困るのではないかな。」「複式教育で大切なことは…。」など、よりよい授業のために考えを出し合うことができました。
中学校数学部会では、広島県教育委員会の指導主事をお招きし、全国学力・学習状況調査結果を基にした授業改善について考えました。各学校で結果を踏まえて取り組む内容の交流や、三次市において課題の大きかった設問の誤答分析等を行い、授業で意識すべきことを確認しました。また、今後行う研究授業の模擬授業も行いました。教師が生徒役をすることを通して、ワクワクするような課題提示の在り方や、分かりやすい発問や視覚的支援について活発に協議を行いました。
中学校理科部会では、実際に、県北(帝釈)地域に存在する石灰岩台地を見て回り、石灰岩ができた理由や利用について研修をするとともに、授業で使用する教材(石灰岩)を採取しました。参加した教員からは、「やはり、自分の目で見て確かめたことや、新しい発見は、自分自身がワクワクしながら生徒に語ることができる。今後も理科部会でこのような研修を続けていきたい。」「採取した化石を理科室に展示し、生徒の関心を高めたい。」という意欲的な声がたくさん聞かれました。
「第5回みよし結芽人育成研修会」の開催について
令和6年8月8日(木曜日)に「第5回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
第5回の研修会では、Web会議サービスを用いた同時双方向通信を利用し、各学校をオンラインでつないで研修をしました。
通常は、各部会での研修ですが、今回は、これまでの研修会での自分自身の学びを振り返り、同じ学校の教職員で共有したりするために、各所属校で実施しました。
研修会では、これまでの振り返りを行うとともに、豊田庄吾教育部次長が、「こらからの学びの話をしよう」と題して耕義(こうぎ)を行いました。
「『子ども中心の学び』を実現するためにできること/取り組んでみたいことは何か?」という「問い」に対して、教職員自身が、
1「自分でじっくり考える」
2「校内で対話して考える」
3「ICT機器を使って、校外の人と話をして考える」と研修形態を選択することで、教職員が、自分の学び方に合った方法で研修を進めていける環境を設定しました。
「校外」には、他の学校の教職員も、市教育委員会のメンバーも含まれます。今回は、オンライン上に「教育長ルーム」などを設けたところ、多くの教職員が訪れ、熱い対話が行われていました。
対話をした後に自分でもう一度考えたり、自分でじっくり考えた後に校内で対話をしたり、最初から最後まで対話が盛り上がったり…受講者の数だけ,様々な学び方があったようです。
研修の振り返りからは、「(今回の研修は)これまでにない研修方法で新鮮だったし、自分の学びを深める機会になった。」「本研修が楽しみで、新たなことにチャレンジしたいという意欲になっており、子どもに向き合う時間になっていると感じる。」「1学期に実践して効果的だったことが今日の研修で確認できた。2学期は,さらにその実践をレベルアップさせていきたい。」との声をいただきました。
写真:教育長がオンライン上の「教育長ルーム」で様々な学校の教職員と対話をしている場面
「第4回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修会の様子を紹介します~
令和6年7月25日(木曜日)に「第4回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
第4回の研修会では、全17部会がそれぞれの授業研究や講師を招聘した理論研修を行いました。今回5つの部会について紹介します。
小学校第2学年部会では、9月と11月に研究授業を行います。7月の研修会では、研究授業に向けて、各グループに分かれて授業づくりについて考えました。どのグループでも、「自分が授業をするなら…」と主体的に考え、熱心な協議が行われました。協議を通して、より具体的な授業づくりを考えることができました。
中学校国語部会では、それぞれの教員が持ち寄った資料をもとに、実践交流を行いました。また、広島県教育委員会の指導主事をお招きし、全国学力・学習状況調査、公立高等学校入試問題等の設問を事例に、設問から読み取れる「今、求められている国語科の力」と「そのためにどのような学習指導を行うか」について、演習をしながら考えを深めました。その視点で、各教員が持参した自己の実践を見直すことで、さらに授業づくりを具体的に考えることができました。
中学校英語部会では、各学年部会に分かれ、生徒につけたい力にフォーカスした模擬授業や実践交流、理論研修を行っています。言語活動の場面や状況を明確にした学習活動の工夫について協議したり、評価の在り方について協議したりしました。会の最初と最後には、全体で各学年部会の進みぐあいを確認し、どの学年にも共通する取組を共有しています。今後、広島県教育委員会の指導主事をお招きし、研究授業を行う予定です。
中学校音楽部会では、広島県立教育センターの指導主事をお招きし、「創作」の学習指導やICTを利用する学習活動について、講話・演習をしていただきました。創作の学習指導について、小学校で行われている音楽づくりの活動を実際に体験しました。創作のイメージ(思い)とアイデア(意図)を育成することが重要であることを深く学ぶことができました。また、ICTの活用について、音楽創作ソフトを活用した曲の創作を体験し、主体的に学習に取り組むための手立てについて考えることができました。
栄養教育部会では、当日までに研究授業を行い、「第4回みよし結芽人育成研修会」当日には、広島県教育委員会の指導主事をお招きし、研究授業の協議を行いました。専門性を生かした授業づくりについて、熱心に意見交流をすることができました。栄養教育部会では、授業のよい点、改善点に加え、「Next」と題して、今回の学び・取り入れたい点を一人ずつ発表をするようにしています。今回、指導主事に、授業ですぐに役立つ具体的な指導方法の講話をしていただいたことも合わせて、実践していきたいと考えています。
「第3回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します~
令和6年6月26日(水曜日)に「第3回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
第3回の研修会では、全17部会がそれぞれ授業研究や講師を招聘した理論研修などを行いました。
健康教育部会では、スクールカウンセラーを招聘し、「学力向上に関するメディアと心の関係について」をテーマに講演をしていただきました。「ゲーム依存症とは」などについて分かりやすく話していただきました。
また、小学校中学年(第3学年)部会、小学校高学年(第5学年)、小学校特別支援学級は研究授業や協議を通し、授業の成果と次へ生かしたいことを交流しました。同学年で授業研究をすることで、「自分の学級でも子どもの様子を見ながら、研究授業と同じ工夫を用いて授業をしてみました。」という声も多くありました。先生方の所属する学校は別々ですが、授業改善を図る同じチームのような熱を感じました。
「第2回みよし結芽人育成研修会」の開催について
~研修の様子を紹介します~
令和6年5月21日(火曜日)に「第2回みよし結芽人育成研修会」を開催しました。
今回も市立小・中学校のすべての教職員が同一日に一斉研修を行いました。
全17部会のうち、小学校低学年・中学年・高学年部会、複式学級部会、特別支援教育部会では、今後の授業研究を深めるために、広島県北部教育事務所 指導主事を招聘して講演を聞きました。
講演では、「児童生徒一人ひとりが確かな学力を身に付ける算数科の授業づくり」をテーマに、小学校段階の算数科の学習で大切にしていきたいことを再確認できる機会となりました。
講演後は、各部会で授業実践交流や今後の授業づくりの検討など、各部会で熱心な協議が行われました。
また、中学校の各部会、健康教育部会、栄養教育部会、学校事務部会では、各部会で設定した計画に沿って、研修が進められました。
各部会の部会員の皆さんが「学びたい!」という内容に合わせ、講師の講話を聞いたり、授業の実践交流や実技を含めた授業づくりを協議し合ったりするなど、白熱した研修会となりました。
「第1回みよし結芽人育成研修会」の開催について
三次市教育委員会では、令和6年度から「みよし結芽人育成研修会」を開催します。
この研修会は、三次市立小中学校教職員が、同一日に一斉研修を行い、指導方法や学校管理運営等の改善・充実を図り、児童生徒一人ひとりに確かな学力を身に付けることを目的としています。
第1回は、4月22日(月曜日)に、十日市小学校、十日市中学校、三次学校給食センター、各共同事務室を会場に、Web会議サービスを用いた同時双方向通信を利用し、各会場をつないで研修を実施しました。
研修会では、「同じ学年の先生方と指導方法や目標を交流することができ、今後の参考になった。子どもたちに還元していきたい。」「今後のみよし結芽人育成研修会でも、自分の課題意識を明確にしながら取り組みたい。」という声が聞かれました。
本研修は、計10回を予定しています。