広島県三次市
 
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市長コラム 私のメッセージ


気吹(いぶき)あふれた「きんさい祭」 【広報みよし2017年8月号掲載 vol.67

 「よいっとさー!」
 今年も、ちゃんちきと紙太鼓に合わせて、威勢のいい掛け声が響き渡りました。
 三次の代表的な夏の風物詩となった「三次さんさい祭」が開催され、今年も三次の街は熱気に包まれました。
 きんさい祭出場者と観客で大賑わいの会場で、「久し振り。元気だった?」という会話を多く耳にしまた。きんさい祭が、懐かしい顔との再会の場所となっていることを嬉しく思いました。
 また、転勤や引越などで三次に来られた方にとっても、職場や自治会での参加を通して、新たな出会いや周りの皆さんとの繋がりが深まったものと思います。
 きんさい祭が初めて開催されたのは41年前です。「ふるさと再発見」をテーマに、新しい文化の創造がエネルギッシュに継続されてきました。これまで数々の苦難を乗り越えて来られた三次青年会議所をはじめ関係者のご尽力に、心から感謝します。
 ふるさとを思う気持が、ひとつの伝統となる祭を創り上げてきました。きんさい祭が、50回、そして100回と創造され継続されるよう、行政としても支援します。
 きんさい祭の会場で、私も多くの方々にお会いしました。そこには、老若男女、それぞれの皆さんの弾けるような笑顔があり、熱気と気吹(いぶき)があって、「三次はいいなあ」と感慨ひとしおでした。
 会場でいただいた明日へのエネルギーを糧に、「住んでよかった、み続けたい、住んでみたい」と感じられるまちづくりに全力をあげていきます。

熱のこもった踊りを披露する出場チーム



守られ、そして引き継いでいく大切さ 【広報みよし2017年7月号掲載 vol.66】

 三次町にある広島県指定文化財の「運甓居(うんぺききょ)」を訪問しました。
 運甓居は、江戸時代後期の儒学者で三次町奉行を務めた頼杏坪(らいきょうへい)の役宅です。
 これまで、所有者のご夫婦が私財を投じて、日頃の維持管理をされてきました。建築後、約200年が経過し、茅葺の屋根が腐食したため、屋根の葺き替えが必要となりました。葺き替えには多額の経費が見込まれたため、文化財保護の観点から、県と市がその経費の一部を支援し、この度、無事に修繕することができました。
 運甓居のように、屋外にある文化財は、絶えず風雨にさらされています。また、資材の入手が困難で特殊な技術を必要とするなど修繕費用も割高になります。
 お茶をいただきながら、ご夫婦のお話をお聴きし、日頃のご努力に、改めて頭の下がる思いでした。
 5月には、三次で「全国重文民家の集い」が開催され、全国から国指定重要文化財を守っておられる方々が集われました。本市では、吉舎町「奥家住宅」など3つの民家が国の重要文化財に指定されています。
 どの文化財も、数百年前の人々の暮らしを今に伝える貴重な財産です。三次の歴史と文化が守られ
ていることのありがたさと、次の世代へ引き継いでいく使命を強く思うところです。文化財を守っていく営みをこれからも応援していきます。

広島県指定文化財「運甓居」(頼杏坪役宅)



オリンピック事前合宿誘致に前進 【広報みよし2017年6月号掲載 vol.65】

メキシコオリンピック委員会との記念撮影

 笑顔の握手、メキシコオリンピック委員会の皆さんとの再会です。
 メキシコオリンピックチームの広島県での事前合宿に関する基本協定が5月25日に広島市内で締結されました。今年1月の事前視察に続いての来日となった委員会の皆さんと、再会をともに喜びあいました。
 今回の協定式では、事前合宿候補地として立候補している県内13の市町も出席し、それぞれのPRを行いました。
 私自身も、「事前合宿誘致三次市実行委員会」の皆さんとともに、2つの高速道路が交わる利便性の良さや、プロ野球や全国大会の開催実績があるしっかりとした施設であること、そして、何よりも、市民の皆さんが、事前合宿を心待ちにされていることなどをしっかり伝えてきました。
 いち早く、三次への事前合宿誘致に取り組んできましたが、これまでの頑張りが実りつつあることを実感しています。
 これから、メキシコ側が、合宿地を選定されますが、三次市の熱意が通じることを信じて、吉報を待ちたいと思います。


みんなの力で防災力を高める

 4月に防災士のネットワークが設立されました。
 このネットワークは、市内19地域の防災士の皆さんが、防災力の向上をめざして、防災情報の交換と知識を高めていくために設立され、61人が加入されています。
 災害による被害を防ぐには、「自助」、「共助」、「公助」の役割分担と連携が重要です。防災士の皆さんには、「共助」のリーダーとしての役割が期待されています。
 気候変動を受けて、国と県は想定最大降雨による浸水を「100年に一回」から、「1000年に一回」の想定へと見直しています。
 これから、本格的な梅雨の季節を迎えます。毎年のように、全国各地で大規模な災害が発生し大きな被害が出ています。
 災害から身を守るには、危険を感じたら、早めに避難することが大切です。日ごろから家族はもちろん、近隣の方々と話し合い、防災士の助言・指導を受けながら、万一の事態に備えていただきたいと思います。
 みんなの力で、三次の防災力を高めていきましょう。

 
 

地域の力が「上水道」を実現 【広報みよし2017年5月号掲載 vol.64】

 地域の皆様の長年のご努力に、本当に頭の下がる思いで、感謝しました。
 川地地域の上水道整備のため、平成13 年に設立された「川地地区営農飲雑用水施設整備事業推進組合」が、その役割を終え解散の運びとなりました。
 当時、川地地域では、水道整備前は、多くのご家庭で井戸水などをご利用され、水量が十分でないこと、水質に不安を感じることから、長年にわたって水道整備を要望されていました。
 こうした中、川地地域では早期に水道を整備するため、費用の一部を地元で負担される「営農飲雑用水」事業を選択されました。事業組合が負担金を各組合員から集め、事業の負担金を償還していくという、他に例のない取り組みを進められたのです。
 平成21年に待望の水道は利用開始となりました。安全な水を、安心して利用していただけるようになっています。
 地域の支え合いの中で、事業着手以来、15年の長きにわたって、負担金を償還された地域の皆様のご尽力に感謝いたします。
 自分たちの力で、住みやすい地域を創り出していく取り組みを、これからもしっかりと応援していきます。


親子でのびのび遊べる「遊び場」が誕生

 三次に、新しい魅力が加わりました。
 三次の将来を担っていく子どもたちが、想像力豊かに遊べる場として、「三次市こどもの室内遊び場『みよし森のポッケ』」がオープンしました。
 この施設は、季節や天候に左右されずに、親子で安心して遊べる施設として、「みよしあそびの王国」に近接する「旧三次市情報センター」を改修したものです。
 たくさんの木のおもちゃを備えており、子どもたちの「遊びたい」という思いを育みながら、のびのびと元気に過ごしてもらえるひとときを提供したいと思います。
 これからも、子どもの成長にとって必要なことを絶えず考えながら、「子どもの成長を育むまち、子育てしやすい環境づくり」に力を入れて取り組んでいきます。

落成式でダンスを披露する酒屋保育所の園児たち



「三次まるごと博物館」の実現に向けて 【広報みよし2017年4月号掲載 vol.63】

 市議会の3月定例会が閉会しました。
 平成29年度予算を審議する委員会の中で、三次地区拠点整備事業の経費を含む予算について、修正案が提出されました。結果的には、原案のとおり可決いただきましたが、整備事業に対して、市民の皆さんへの説明が不足しているとの声を重く受け止めております。
 この事業は、三次町全体を「まちごと」、「まるごと」博物館にみたて、まちの魅力を高め、町全体への経済効果をもたらせようとするものです。
 このため、平成23年に旧文化会館の移転が決まって以来、市民の皆さんと、ワークショップを含めて30回を超える話し合いを行ってきました。その中で、三次地区の街並みや、歴史と文化を生かしたまちづくりを進めるという方向性については、共通した「思い」を持つことができたと思っています。三次地区は、忠臣蔵の阿久利姫、鵜飼、三次人形、そして稲生物怪録といった歴史や文化資源に恵まれています。
 しかし、現存する資料が少なく、「どこにでもあるような展示をする施設にしかできない」という点に苦慮し、2年近く具体的な姿図を提案できない日々が続いていたのです。

 ところがこの度、30年にわたって日本の妖怪に関する資料の収集と研究を続けてこられた湯本豪一さんから、3000点にも及ぶコレクションを寄贈いただくことができました。このコレクションは、日本一の妖怪コレクションとも言われ、全国的にも有名な「稲生物怪録」に関する資料を多数含んでいます。このコレクションを活用した展示施設を核に、三次発の文化を全国に発信できる拠点となるようにし
ていきたいと思っています。
 これから、この事業の目的を市民の皆さんにご理解いただくための取り組みを、様々な方法で集中的に行いたいと思っています。
 三次地区から三次市全体へと、波及効果が発揮される事業として、しっかりと取り組んでいきたいと考えておりますので、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

ワークショップの様子






 

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